004 2つの世界を繋ぐ軸

ギャラリー沼の底 第4話

言葉と感情は繋がっている

感情が豊かな人は表現力も豊かで、人を惹きつけます。
反面、暴れ牛のように厄介な時もありますよね。
感情に手綱をつけるには、どうすればよいのでしょうか?

誰かの言葉に思わず「カッ!」っとなったり、心を揺さぶられたり…。
そんな経験ありませんか?

言葉と感情には繋がりがあります。
そして感情は線で表現する事ができます。
つまり可視化する事ができるのですね。

「カッ!」とした時に描く線と、心を揺さぶられた時に描く線と、
喜びに震える時に描く線では、結果が大きく異なります。
感情は人に伝わりやすいので、
感情の入った線はそれだけで見る人にメッセージを伝達する事ができます。

 

中心軸

前回003で、二義文(ダブル・ミーニング)のイメージを使い、
磁石の真ん中の説明をさせていただきました。
”磁石の真ん中” と似ているものに【中心軸】というのがあります。
スポーツ選手や武道をする方、またはヨガをなさる方たちによく使われる言葉かと思います。

皆さまは「中心軸」という言葉を聞いて、どのような線をイメージしますか?

直線でしょうか?それとも曲線でしょうか?
横向きでしょうか?それとも縦向きでしょうか?
どこから出発して、どちらの方角に向かって行きますか?
素材感はどうでしょう?柔らかいですか?それとも硬いですか?

中心軸がしっかりあると、周囲の言葉や感情に振り回されなくなります。
逆に「あえて他人の言葉や感情に振り回されてみる」なんて事も出来るようになります。
「影響を受ける」と「変化」します。その変化を楽しむのです。

また、もしも危険な冒険旅行に出かける事になった時、持ち物の中に「中心軸」が入っていたら
安心だと思いませんか?

ワークショップでは、中心軸を常に携行できるよう、お手伝いをさせていただいております。

ギャラリー沼の底 Océane

ギャラリー沼の底 Océane

ハラオチしながら世界をみる

1974年東京生まれ
ギャラリーアビアント アシスタント
家事代行piu-c(ピウシー)代表

祖父、伯父、父が舞台美術家であるが、自身は元バスケットボール選手。
物の見方と認識が専門。

選手引退後小学校教師を目指すが、情報量の多さと教育界の厳しい現実を知り断念。
情報を外側に求めると「知らない領域」が無限に広がってしまう事に気がつき、既に知っている情報をより深化させる道を模索するようになる。
長らくメンタルの引きこもり状態が続いたが、日本に住む2人の外国人との出会いと、コロナ禍による交流の断絶が契機となり、抽象的かつ感覚的なイメージを少しずつ言語化し発信するようになる。
情報分断の原因でありイメージ界最大の不一致でもある「有るイメージ」と「無いイメージ」を繋ぎ、イメージ世界のバリアフリーを目指している。

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