005 単位

ギャラリー沼の底 第5話

1、対 (ペア) の見つけ方

異界に迷い込んで困ってしまったら、まず始めに2<対:ペア>を探しましょう。
具体的に何があるでしょうか?

例えば
N極のペアは? → S極
太陽のペアは? → 月
男性のペアは? → 女性
このような感じです。
それほど難しくないですよね?

そこにもう一つ、「有る」と「無い」を挙げておきます。
このペアだけかなり異質です。
なぜなら、N極/S極、太陽/月、男性/女性、これらは【有る】のカテゴリーに入ってしまうからです。
単位が違います。

私たちが生まれてから今まで得てきた情報、知識、経験、技術…
それらは全て【有る】のカテゴリーに入ると思ってください。

そして私たちが「有る」と思っている事柄は全て「無い」とペアになります。

N極もS極も、太陽も月も、存在しますが、存在しません。
あなたは存在しますが、存在しません。

ここでもし、「私の存在が否定された!」と傷ついた方がいらしたら、それは
【存在する】という一方を見ようとせず、【存在しない】という一方だけを受け取っている可能性があります。
両方を同時に見る=二義文というのは、簡単そうで実は高度な技です。
両方を受け取る心の器は、何歳になってもつくる事ができますので、
焦らず、少しずつ心を育てていきましょう。

当たり前のように「有る」または「無い」と思っているその裏側にペアを付ける事で、存在は、より際だちます。
それは、
「私は確かにここに居る」という実感だったり、
「私は他の誰とも比較できない唯一無二の存在」
という確認として、表出されてきます。

ビジネスで例えるなら、その場所は<ブルーオーシャン>に値します。
競合他社がおらず、一人勝ちの状態です。
あなたは競争相手がいない程、尊い存在なのです。

2、大丈夫。世界は毎日変わってる。

Volatility 不安定
Uncertainty 不確実
Complexity 複雑
Ambiguity 曖昧

最近ビジネスシーンでよく聞かれるようになったVUCA(ブーカ)。
「将来の予測が不可能な状況」を表しているのですが、
これは、そもそも沼の底のイメージそのものでした。
これまで予測出来ていた現実世界が、「予測不可能な状況」になったのは、
コインの表(現実世界)と裏(沼の底)がひっくり返った、と読む事ができます。

コインは日常的に表/裏が引っくり返る、という事をやっています。
その中でも、60秒が1分に繰り上がり、60分が1時間に繰り上がるように、
大きな変化が起こったように見えるのは、単位が変わっただけです。

「世界が変わってしまった…!」と慌てる必要はありません。

ギャラリー沼の底 Océane

ギャラリー沼の底 Océane

ハラオチしながら世界をみる

1974年東京生まれ
ギャラリーアビアント アシスタント
家事代行piu-c(ピウシー)代表

祖父、伯父、父が舞台美術家であるが、自身は元バスケットボール選手。
物の見方と認識が専門。

選手引退後小学校教師を目指すが、情報量の多さと教育界の厳しい現実を知り断念。
情報を外側に求めると「知らない領域」が無限に広がってしまう事に気がつき、既に知っている情報をより深化させる道を模索するようになる。
長らくメンタルの引きこもり状態が続いたが、日本に住む2人の外国人との出会いと、コロナ禍による交流の断絶が契機となり、抽象的かつ感覚的なイメージを少しづつ言語化し発信するようになる。
情報分断の原因でありイメージ界最大の不一致でもある「有るイメージ」と「無いイメージ」を繋ぎ、イメージ世界のバリアフリーを目指している。

関連キーワード

関連記事

RELATED POST

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP
MENU
お問合せ

(月 - 金 9:00 - 18:00)カスタマーサポート